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我が家の狭いベランダガーデンのシンボルツリー。
たくさんの種類があるユーカリの中でも丸くて大きな葉っぱが可愛い「ポポラス」です。
2年前に50cm位の苗を購入し、今では2m近くまで成長しました。
ユーカリの中でも「ポポラスは難しいのでは?」と思っていましたが、この2年間順調に育ってくれています。
ユーカリ・ポポラスの特徴と魅力、四季を通したベランダでの育て方のポイントをまとめました。
ユーカリ・ポポラスの特徴
ポポラスは丸やハート型の大きな葉っぱが特徴のユーカリの1種です。
丈夫で成長スピードが早い
オーストラリアの乾燥地帯に自生する、生命力の強いユーカリ。
根を深く張り水を吸い上がる力が強いため、成長スピードも早く、現地では樹高が20mを超える位育つそうです。
鉢植えに向いている
ガーデニングで楽しむのなら、地植えよりも鉢植えが向いています。
鉢植えだと根の張る場所に限界があるので、成長スピードも緩やかでそこまで大きくなりません。
香りについて
ユーカリはアロマオイルにもなる位なので、良い香りがすると思いがちですが、我が家のポポラスは側に近づいても全く香りはしません。
剪定した時に切り口から爽やかな香りがしますが、香りは弱いため切った枝を飾っていてもほぼ香りません。
ユーカリの香りに癒されたい場合は、他の香りの強い品種を選ぶ方が良いと思います。
ユーカリ・ポポラスの3大魅力
夏の暑さにも強く、日本の冬程度の寒さなら枯れることもない丈夫なユーカリ・ポポラス。
実際に育ててみて分かったユーカリ・ポポラスの魅力をご紹介します。
たくさんある魅力の中でも、個人的に3つの推しポイントはこちら▼
1.乾燥に強い
乾燥気味が好きな植物なので、水やりの頻度も低く、手がかかりません。
あまり雨のかからないベランダの軒下はぴったりの環境ですね。
2.虫がつかない
ベランダガーデニングをしていると、植物にアブラムシやハダニがついてしまうことがあります。
ユーカリ・ポポラスは2年間育てていて虫がついたことがありません。
乾燥気味に育てるので、土の表面が濡れていることが滅多にないためコバエも湧きません。
3.ドライフラワーになる
マルやハートの形をした葉で見た目も可愛いユーカリ・ポポラス。
剪定した枝を逆さに吊るせば簡単にドライフラワーになります。
単体で飾っても可愛いですが、どんなドライフラワーとも相性が良いので、組み合わせてスワッグにして楽しむこともできます。
ユーカリ・ポポラスの育て方
置き場所
直射日光の当たる南向きのベランダで育てています。
ベランダは季節によって陽の当たる場所が変わるので、季節ごとに一番日当たりの良い場所に置いています。
土
乾燥地帯の植物なので排水性や通気性が良い土がベストです。
我が家では土の代わりに排水性抜群のベラボンを使っています。
元から苗についていた土はそのままにし、新しい鉢にはベラボンだけで植え込みました。
ベラボンはものすごく軽いので、大きな鉢でも移動が楽々!
大きな鉢だけにかなりの量を使い、土と比べて値段は高くなりましたが、今のところメリットしかありません。
ベラボンについてはこちらの記事でご紹介しています▼
水やり
土の中まで完全に乾いてから水やりをするようにしています。
土の中は見えないのでタイミングが難しいですが、鉢を持ち上げてみて軽いなーと感じたらあげています。
大体1週間〜2週間に1度位の頻度です。
ガンガンお日様が出ている晴れが続く時、雨や曇りの日が続く時、天気やポポラスの状態により水の吸い上げ具合にもよるので、様子を見ながらあげるのが大事です。
春の成長期は水の吸い上げも早いので水やりの頻度は高いです。
梅雨〜夏のじめっとした暑さの時期は特に、水のあげ過ぎによる根腐れに注意が必要です。
冬は成長が止まり休眠状態になるので、水はさらに控え気味にしています。
植え替え
全長50cm位の苗を購入後、そっとポットから出し、根をあまり崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えました。
ぐんぐん伸びていき1m以上になった頃、さらに大きな鉢へ植え替え。
この時点でかなり根が張っていました。
支柱
鉢植えにしたユーカリの幹は細く支えが必要なので、樹高に合った支柱を立てています。
長い支柱は100均でも売っています。
肥料
1年目は肥料を与えずにいましたが、幹が細いままヒョロヒョロっと伸びてしまったので、その後は春と秋の2回「緩効性肥料」を与えています。
緩効性肥料とは名の通り、効果が緩やかに長く持続する肥料です。
年に2回、土の表面に撒くだけで手間要らずです。
使用している肥料はこちら▼
剪定
苗を購入して1年目は、株がどの位丈夫か分からず、ただただ成長するのを眺めているだけでした。
その結果、上の方にどんどん伸びていって、ヒョロヒョロなのにベランダの天井につきそうな樹高に。
そこで思い切って上をバッサリ剪定。
一番伸びていく枝を切ったので不安でしたが、春になったら剪定した側からどんどん新芽が出てきました。
ユーカリ・ポポラスは剪定が大事!
剪定の時期は春と秋が良いとされています。
剪定した枝はフレッシュなうちに花瓶にいけてインテリアグリーンとして飾ったり、逆さに吊るしてドライフラワーにできるので無駄になりません。
2年目の春は新芽が出た枝も躊躇なく剪定して樹形を整えるようにしました。
新芽が元気に芽吹いてきたら、摘芯(てきしん)を行います。
これは枝が1方向だけに伸びないように脇芽を伸ばす方法です。
ユーカリ・ポポラスの四季の様子とお手入れについて
春
葉の色が明るいグリーンになる
新芽が芽吹く
水やり頻度は他の時期よりも多い
肥料を与える
剪定(摘芯)する
夏
土の中が多湿になり蒸れないように気を付ける
水やりは完全に乾いてからたっぷりと与える
秋
成長しすぎた枝は剪定する
葉の色が少し赤みがかってくる
肥料を与える
冬
成長が止まる
水やりは控えめにする
こんな時はどうする?ユーカリ・ポポラスに起こるトラブル
枯れる・葉が落ちる
季節を問わず葉が枯れたり落ちたりすることがあります。
下の方の古い葉が落ちるのは良いのですが、新しい葉が落ちたり弱ったりするのは何か原因があるかもしれません。
根腐れや根詰まりなどが思い当たる場合は対処が必要です。
幸い我が家のポポラスは元気ですが、葉がポロポロと落ちることもあります。
弱っていて復活が見込めない枝は剪定して、他の枝に養分が行き渡るようにしています。
根元にこぶができる
順調に成長していたポポラス。
幹が木質化してきた頃、ふと気が付くと根元がこぶのように膨らんでいました。
これは、ユーカリが生命力維持のため根元にこぶを作り養分を溜め込んでいるそうです。
丈夫な証拠だと思うと安心できますね。
樹皮が剥がれる
幹の表面が縦に破れてボロボロになることがあります。
これは古い皮を脱いで新しい樹皮が作られている様子。
破れた樹皮は無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるまでそっとしておきましょう。
我が家のポポラスは幹がまだまだ細いので、脱皮を繰り返すことで太く頑丈な幹になって欲しいです。
まとめ
ベランダで2年育てているユーカリ・ポポラスについてご紹介しました。
丈夫で虫の被害もないユーカリはベランダのシンボルツリーにぴったり!
大きく育てれば存在感もあり、部屋の中からも丸い葉がゆらゆら揺れているのを見て癒されます。
ベランダガーデンにポポラスをお迎えしたいけど、迷っている方へ、購入前の参考になると幸いです。