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ほとんどの観葉植物にとって厳しい季節=冬
気温が低く乾燥した日本の冬は熱帯植物達には過酷な環境となってしまいます。
たくさんの観葉植物を育てている我が家でも、枯れはしないけど、元気がない子達がちらほら・・・
そんな植物たちを守るために、温度と湿度を保てる「植物用温室」をDIYしました。
温室に使用するのは前回の記事でご紹介した「アンティーク風キャビネット」
ガラスではなくアクリル板を使ってDIYしたキャビネットです。
このキャビネットを温室仕様にカスタムしていきます。
使用したアイテムはほぼAmazonにて低予算で揃えることができました。
使用したアイテム(購入先)
- ケーブルグロメット(Amazon)
- アクリル棚(無印良品)
- LEDバーライト(Amazon)
- ミニファン(Amazon)
- ネオジム磁石(Amazon)
- USBポート付電源タップ(Amazon)
- 卓上加湿器(Amazon)
- 温湿度計(Amazon)
DIY工程
1.背板に配線用の穴を開ける
キャビネットの背板を一旦取り外し、配線用の穴を開けます。
ドリルドライバーに直径3cmのホールソーを取り付けて穴開け。
空いた穴にグロメットを取り付けます。
この十字部分をカッターで切り込み。
空けた穴にはめ込み。
これ、何て言う名前か分からず検索でたどり着きました。
「ケーブルグロメット」や「ゴムブッシング」で検索すると出てきます。
穴の直径が合うものを選んでください。
このグロメットのおかげでコードを通す穴の隙間を最小限にしてくれます。
壁の色と合わせて白を選んだのでスッキリ見えますね。
ただ、黒いグロメットはたくさんあるけど白はあまりないのでやむをえず10個入を購入。そんなにいらない・・・
2.背板に棚を取り付ける
背板に棚を取り付けて、小さくて軽めの鉢を乗せたかったので、無印良品の「壁に付けられるアクリルディスプレイ」を取り付けました。
透明なので圧迫感がなく、浮いているみたいで良い感じです。
このアクリル棚は石膏ボード用の取り付けピンが付属しているけど、板に直接付けるので、4mm厚ベニヤの裏に添木を当ててねじ止めしています。
3.LED照明を取り付ける
キャビネット内を明るく照らすためにLEDバーライトを取り付けます。
作業がしやすいように背板は外したまま、キャビネットの天地をひっくり返して、天井部分の板にねじ止めしました。
温室を設置する場所はそこそこ光が入る明るい場所なので、普通のLEDライトを取り付けましたが、
日照不足が不安な場合は植物育成ライトを付けると良いと思います。
光色は3段階(黄色みのある白・白・青みのある白)に変えられるし、明るさも調節できるので、お部屋の間接照明のような役割も果たしてくれます。
4.ファン(サーキュレーター)を取り付ける
植物育成には「風」も重要。
キャビネット内の空気を循環させるためにサーキュレーターを取り付けます。
この小型ファンはPCなどを冷却する用で売っていました。
これがキャビネットの天井部分にちょうどぴったり。
ネジ止めできるような穴が空いていないので、どうやって取り付けようかと悩み・・・
以前使用した超強力マグネットがあったので、これで取り付けます!
▼同じ商品はもうなかったので似た商品のリンクを貼っておきます。
マグネットを2カ所にねじ止め。
サーキュレーターの網(!?)部分がピタッと貼り付きます。
超強力マグネットなので落ちてきそうな感じはありません。
良い感じにくっつきました!
これで温室の装備は完成です。
完成した温室を設置▼
配線を整える
取り付けた照明やファンの電源がUSBだったので、USBポートが付いた電源タップを購入。
キャビネット背板に開けた配線用の穴からコードを通して電源タップに繋いでいきます。
LEDライトのスイッチボタンは壁にマスキングテープ+両面テープで貼り付けました。
ここで問題が・・・
LED照明のボタンスイッチはグロメットの穴を通せたのですが、サーキュレーターのスイッチが微妙に大きくて穴を通らず・・・
仕方ないので温室内にスイッチ部分を残しました。
外に出した方がキャビネットを開けずにON/OFFできて良かったのですが、穴を開け直し、かつグロメットを大きいサイズに買い直さなければならないので諦めました。
ちなみに、電源タップ周りのコードが見えてゴチャゴチャしてますが、後から作ったテラリウム用の棚で隠しています。
温室内に植物を入れる
湿度不足に弱い植物を入れていきます。
入れたかった植物はこの子たち▼
ジュエルオーキッド・マコデスペトラ
レックスベコニア
カラテア・オルビフォリア
アンスリウム・クリスタルナム
アロカシア・アマゾニカ
ピペル・シルヴァティクム
その他にも入りそうな子たちを入れてみます。
加湿器を入れる
湿度アップのために欠かせない加湿器。
充電式でコードレスで使える卓上加湿器を購入。
狭い温室内なので10分ほど付ければ湿度80%以上になります。
ずっと付けているとアクリル板が曇ってくるので、折を見てOFFに。
OFFにしてからもほぼ密閉された温室内なので湿度が急に下がることはありません。
最低でも70%はキープできる状態になりました。
温湿度計でチェック
温室内に温湿度計を取り付けて管理します。
少し浮かせたネジ頭に引っ掛けて取り付けています。
温室の外にも同じものを置いて違いが分かるようにしました。
まとめ
湿度不足が心配な観葉植物のために作った温室。
我が家の場合、温室というより湿室!?
冬でも17度を下回ることはないのでヒーターなどで温度管理はしていませんが、湿度管理だけでも植物の様子はいきいきと気持ちよさそう!
寒い冬なのに新芽が芽吹いたり、弱っていた植物も復活したりと、さっそく効果を実感しています。
作った後に感じたことはサーキュレーターは必須。
加湿器の水分をかき混ぜてくれるので、加湿器周りだけが濡れてしまうことがなく、全体に湿気が行き渡ります。
高湿度を保てるおかげで葉水の必要もなくなりました。
LEDライトに照らされた植物たち。
間接照明のようになり夜間の癒しタイムを演出。
我が家のリビングの一角。植物に占拠されてます〜
グリーンのある部屋は最高の癒し。
インテリアにもなる温室キャビネットを作ってみてはいかがでしょうか。
キャビネット自体をDIYすることはちょっと難しいという方は、IKEAなど市販のキャビネットを購入し、カスタムするのもおすすめです。