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今から2年程前から始めたサボテンの水耕栽培(水栽培)
乾燥地帯に生息するサボテンなのに「水にずっと浸かりっぱなしで大丈夫なの?」と、半信半疑で栽培すること早2年。
結論から言うと「サボテンの水耕栽培は手入れ要らずでとにかく管理が楽!」
成長した姿を見れば一目瞭然!植物を育てるのが苦手な方にもおすすめの栽培方法と言えます。
ただし、サボテン本来の成長を楽しみたい方には不向きな方法でもあります。
また、間違えてしまうと順調だったサボテンも悲しい結末に。
この記事では2年間サボテンの水耕栽培をしてみて分かったメリットとデメリット、管理方法や注意点を記録しておこうと思います。
サボテンの水耕栽培の始め方はこちら▼
水耕栽培サボテンの置き場所
- 室内の明るい場所(窓際の直射日光が当たらない場所)
現在はこちらの有孔ボードで作った植物コーナーに置いています。
冷暖房を使っていない時は、すぐ横の窓を開けて換気しています。
風通しが良く明るい場所なので観葉植物の好む環境だと思います。
以前はこちらのプランツテーブルの上に置いていました。
水耕栽培だと土がこぼれて汚れる心配がないので、好きな場所に気軽に移動できます。
ただし、ガラス(割れ物)に水が入っているので、うっかりぶつかって倒さないような場所が良いですね。
水耕栽培サボテンの水換え方法と頻度
水換えの頻度はだいたい7〜10日に1度。
毎週同じ曜日に変えるようにしていますが、つい忘れてしまうことも。
水が減って根が浸っていない状態で気付くこともありましたが、そこはさすがサボテン!
水がなくてもすぐにダメになってしまうことはありません。
水換えする時はサボテンを長めのピンセットで挟んで持ち上げています。
水の量は根の部分だけが浸かるようにするのがポイント。
根が生えてきていると分かりやすいのですが、まだ根が短いと根本の方まで浸けてある状態になってしまいます。
この状態はサボテンにカビが出たり腐ったりしてダメになる原因になりかねません。
ちなみに水換えの際に、液肥などの肥料はあげておらず100%水だけで育てています。
2年間で成長したサボテンのビフォーアフター
キンセイマル(金盛丸)
初めは伸びていた根が最近は全然伸びなくなりました。
白い根が綺麗に伸びてくれると思ったら、途中から茶色くなって短い根のままです。
水耕栽培ならではの「根の成長も見て楽しめる」と思ったら誤算でした。
茶色くなった根を切ろうか迷い中です。
本体はゆっくりと成長中。子株が次から次へと付いてきます。
この子どもたちは少し触るとポロッと取れてしまうので、他の鉢の土に置いてあげたら根っこが張っていました。
キンセイマルは子株を付けながら全体的に膨らむ感じで成長するようで、2年経っても見た目がそんなに変わらないです。
大きくなるのを楽しみたい方には物足りないかもしれません。
マグニフィクス(栄冠丸)
キンセイマルと同じく根が茶色になっていますね。
1年前の写真(右から二番目)では根が白く伸びているのですが、いつからか茶色くなってしまいました。
さらにここ3ヶ月で、頭にたんこぶができたような形の第2形態に。
名前(栄冠丸)についている「かんむり」の形から遠ざかってきました。
2年前に比べると一回り大きくなって、見た目の変化はかなりありますね。
ギンテマリ(銀手毬)
ギンテマリという名前の通り、毬(まり)のように丸く群生する品種だそうですが、水耕栽培したらこうなりました。
ニョキニョキと伸びています。
めっちゃ成長した・・・と思ったら本来の姿ではなく徒長した状態のようです。
水耕栽培では入れ物のガラスに直射日光が当たると水が温まってしまうので、光が足りずこんな姿になってしまいました。
これはこれで良い気もしますが、サボテン本来の形を維持できないのがネックですね。
根はよく伸びていますが苔が生えていて綺麗とは言えない状態に。
水換えの時に苔を落とすように洗うのですが、一度生えてしまったものはなかなか落ちません。
そしてここからは悲しいことに、星になってしまった2種類です。
ナナコマル
新しく伸びた芽が生き生きとしているので気づくのが遅くなってしまったのですが、下の方が茶色くぶにょぶにょになっていました。
こちらは根が伸びず短かったため、水に浸かる面が多すぎたのかもしれません。
目にみえるカビはありませんでしたが、下の方はもうダメな予感。
すぐに水から取り出して少し乾かしましたが上の芽も枯れてきてしまいました。
ハクリュウマル
水耕栽培を始めて早々にダメになってしまったハクリュウマル。
上の写真のAfterの方、根元にカビが生えて腐ってしまっています。
ピンセットが食い込んでしまうくらい柔らかいです。
これは品種のせいではなく、始め方が原因かも。
水耕栽培を始める時に元々あったカビ菌を増やしてしまったのかもしれません。
サボテンは胴切り※で復活させることもできるようですが、傷んだ部分が広範囲のため失敗して星になってしまいました。
※サボテンの茎をカッターで横に切り、上下で株分けする方法
サボテンを水耕栽培する際の注意点
- 初めに土から水に植え替える時に綺麗に洗って菌を残さない
- 水に浸かっている部分は根だけにする
とにかくカビが生えたらおしまいです。
この2点に気をつければ、植物の生命力次第ですが長持ちすると思います。
サボテンを水耕栽培するメリット
- 植え替えの必要がなく、水換えだけでお世話がラク
鉢植えのサボテンは根が成長したら数年おきに土を入れ替えて植え替えますが、水耕栽培は日々の水換えのみです。
手入れ要らずでズボラさんにはもってこいの栽培方法です。
サボテンを水耕栽培するデメリット
- 水が温まってしまうため直射日光が当てられないので、光を好むサボテンは思ったように成長してくれない
本来であれば直射日光がガンガン当たる乾燥した過酷な環境で育つサボテン。
それに対して水耕栽培は、室内で急激な温度変化も知らず常にお水に浸かった状態。
同じサボテンでも生育環境が違いすぎて、同じようには育ちませんよね。
強い光がないと形が悪くなってしまい、温度変化もないので花も咲きません。
まとめ
サボテン本来の成長を楽しみたい&お世話をしたいのであれば水耕栽培は不向きです。
逆に、お世話は苦手だけどサボテンを観賞用として楽しみたいのであれば、水耕栽培が良いのではないでしょうか。
ガラスのお水が涼しげで清潔な印象を与えるので、インテリアとして楽しむにはぴったりです。
2年間水だけで育ててきたサボテンたち。
5種類のうち2種類は星になってしまいましたが、残りの3種類は(形はどうであれ)元気です。
液肥を与えたら違った姿になっていたのかは謎ですが、水だけで特別な世話をしなくても2年も育てられているのは確かです。
これからどんな成長を見せてくれるのか!?ゆっくり見守っていきたいと思います。
インテリアショップ「アクタス」のグリーンコーナーが大好きです。
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