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ラブリコを使ってテレビを壁掛けにしました。
今までも壁掛けにしていたのですが、新しいテレビにしたらサイズ感が合わなかったり、改善したい部分もちらほらとあり、重い腰を上げて設置からやり直すことに。
前々回は「壁美人」、前回は「ディアウォール」を使ってテレビ壁掛けDIYをしてきましたが、今回はDIYしやすさや機能性を考慮して「ラブリコ アイアン」を使いました。
この記事では、穴を開けられないor開けたくない壁に「ラブリコで柱を立ててテレビを壁掛けする方法」を解説します。
使った材料
- テレビ壁掛け用金具
- ラブリコ アイアン 2セット
- SPF2×4材
- 板壁用木材
- シンプソン 2×4用フェンスブラケット 4個
- ネジ
- 塗料
テレビ壁掛け金具はamazonで購入。
アーム付きで向きを変えられるタイプにしました。
以前使っていたものは壁にピッタリと付けて動かないため、固定するネジをしめるのもよく見えないし、配線も隙間から抜き差しするのが困難でした。
そのため、今回は作業のしやすさを考えて、アーム付きのものに。
おかげで前に引っ張り出せるので、取り付け作業や配線がしやすいです。
DIY工程
1.SPF2×4材をカット&塗装
柱になる木材「SPF2×4材」を「取り付け位置の天井高-75mm」にカットします。
また、2本の柱の間に横に渡す木を2本用意します。
この木にテレビ壁掛け用金具を付けるので、長さは取り付けるテレビのサイズで決めると良いと思います。
ちなみに我が家のテレビは43インチで幅は約960mm。この木の長さは800mmです。
カットしたら、後ろの壁に馴染むように白で塗装しました。
2.ラブリコ アイアンを取り付ける
塗装が乾いたら「ラブリコ アイアン」を取り付けます。
天井面には金具を、床面にはクッションシールを貼ります。
取り付けたら一度壁に立ててチェックし、問題なければ次の工程へ。
3.フェンスブラケットで横板を取り付ける
テレビを取り付けたい位置(テレビ金具取り付け位置)を決め、柱に「シンプソン フェンスブラケット」を取り付けます。
2×4材を直角に取り付けることができる金具です。
柱面に取り付けたら、横になる2×4材を挟んで固定します。
4.テレビ壁掛け金具を付ける
テレビ壁掛け金具を木材に固定します。
金具に付いていた付属ネジが太すぎ&長すぎだったので、長さ35mm位の手持ちのネジで取り付けました。
ネジ頭が取り付け穴よりも小さい場合は、ナットをかませてすり抜けないように固定すればOKです。
ネジは四隅に止めますが、立てた状態で水平を取りたいので、ここでは1箇所だけ止めておきます。
(金具自体が重たく、一人で作業しているため、立てた状態で1本目を付けるのは難しいと思ったので)
5.柱を壁面に立てて設置する
重くて大変ですが、柱2本を持って壁に立てます。
ラブリコのアジャスターを閉めて固定します。
先ほどのテレビ金具を水平を取りながら残りの3箇所ねじ止めします。
6.テレビ本体へブラケットを付ける
テレビ背面のネジ穴を利用してブラケットを取り付けます。
付属のネジは太さ・長さが数種類あるので、お手持ちのテレビのネジ穴にピッタリのものを探しましょう。
ネジの長さが中途半端になる場合はスペーサーも付いていますが、短いネジでピッタリだったので使いませんでした。
間にワッシャーをかませてねじ止めしました。
7.テレビを掛ける
柱に付けた金具にテレビ側のブラケットを引っ掛けます。
水平を取って、下のネジを2箇所しめて固定します。
これでテレビの壁掛けができました。
8.テレビボードを前に設置
テレビの壁掛けは完成ですが、このままではラブリコ柱の前面だけにテレビの荷重がかかって倒れる恐れがあります。
※ラブリコの片側に荷重がかかるのはNG
前にストッパーの役割になるものを置いて転倒防止します。
DIYしたテレビボードを前に設置しました。
さらにテレビボードと柱をL時金具などで固定すると強度が増します。
これで自然に倒れることはありませんが、地震などで強い力が加わると安全とは言い切れません。
DIYは自己責任でお願いします。
9.板壁を付ける
このままだと配線が丸見えなので、背面を板壁で覆っていきます。
お好みの色で塗装した木材をラブリコの柱へねじ止めしていきます。
使った木材は「杉野地板」
節の穴が空いていたり、古材っぽい粗さがあります。
テレビの横は杉板が足りなかったので、端材の針葉樹合板を縦に使いました。
板壁を取り付ける時もアームのおかげでテレビを動かしながらねじ止めできるので、いちいちテレビを取り外す手間が省けました。
完成
テレビの配線を整えたら完成です。
配線は板壁の後ろを通してテレビボードの中へ。
実はここが一番大変なところかもしれません。
テレビの横についているHDMIやLANケーブルの差し込み口も、アームを動かすことによって抜き差ししやすくなりました。
今までは板壁をマグネットで取り外しできるようにして裏に配線を隠していましたが、ケーブルがごちゃごちゃしすぎて無理やり押し込んでる感がありました。
隙間にたまる埃掃除も大変だったので、全てテレビボードの中へ入れることに。
テレビの配線ってこんなに必要!?ってくらいケーブルまみれ。。。でも見えるところはスッキリしたので満足です。
作業的には便利だったアームですが、実際に使う時はあまり動かさないようにしています。
ラブリコ柱は、片側だけに荷重がかかるのは倒れる危険性がありNG。
前にテレビボードを置いてラブリコの転倒を防いではいますが、あまり前に出しすぎると危険そうなので、作業時以外はアームを閉じて壁にピッタリと付けています。
まとめ
スタンドで設置するとグラグラ不安定で気になったり、理想の高さに設置しにくい「テレビ」の置き場所問題。
賃貸でもできる方法で壁掛けにしてみてはいかがでしょうか?
他にもあります!テレビを壁掛けにする方法
我が家のTV後ろの壁は非石膏ボードのため、ラブリコで柱を立てて壁掛け用金具を取り付けました。
石膏ボード壁の場合は「アイワ金属のSTAND BAR(スタンドバー)」というアイテムを使って壁に直接取り付けることも可能です。
スタンドバーの耐荷重は50kgあるので重たいテレビでも大丈夫!
柱のように倒れる心配もありません。
▼STAND BARについてはこちらの記事でご紹介しています。
過去のテレビ壁掛けDIY事例
▼ホッチキスで取り付ける「壁美人」の専用金具でテレビを壁掛けした事例
▼ディアウォールで柱を立ててテレビを壁掛けした事例