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先日、友人宅のテレビボードをDIYしたばかりなのですが、我が家も収納力のあるテレビ台に変えたくて、テレビコーナーをガラリと改修することにしました。
テレビコーナーを改装!収納に合わせて作るテレビボード&板壁をDIY
現状のテレビコーナー▼
テレビの下はDVDデッキやルーターなどの機器がこじんまりとまとまっています。
電化製品は黒なのもありホコリがすごい・・・
掃除機で吸っても奥は届かないので見て見ないふりをしていました。
まずはホコリ対策で扉を付けたいなぁと。
そして、離れたところに置いているプリンターもテレビ台の中に一緒に仕舞いたい。
というわけで、たっぷり収納できるテレビ台を一から作っていきます。
設計
横幅は後ろの板壁の幅にピッタリ合わせたサイズで設計。
高さは中に入れる家電のサイズを測って無駄なくピッタリになるようにしました。
プリンター収納部分はスライド棚にして引き出せるようにします。
底には脚をつけて少し浮かせます。
べったり下についているより底が上がっているほうが見た目が良いのと、掃除機がかけられる高さを出したいので、8cm底上げすることにしました。
扉は上2mm、下2mm、左右6mm(蝶番の厚み含む)の余白をとって設計しました。
棚板は左右2mmずつ余白を取りました。
(作ってみたら余白取りすぎてることに気づきました。扉は蝶番の厚みもあるので難しいところですが、棚板は左右1mmずつ位で充分だった。後のためにもメモメモ。。。)
ちなみに図の中の←→は木目の方向です。パイン集成材を使うので木取り図で方向間違えないようにしておくと良いと思います。
※設計図はいつも手書きです。サイズが変わると一から書き直しになるので、この工程に一番時間かかります。。。
木取り図を書く
設計図が書けたら、次は木取り図を書きます。
木材はパイン集成材のサブロク板(1820×910mm)、18mm厚を使用。
1枚では入りきらなかったので2枚購入します。
(余った部分は他のDIYに使うので、2枚きっちり使いました。グレーの部分が他のDIY用です。)
材料
- 木材:パイン集成材 18mm厚(1820×910mm)×2枚
- 木材:背板用 2.5mm厚 合板
- 木材:脚用 ホワイトウッド45mm角材
- 木材:引き出し用棚板(端材を使用)
- 塗料:ワトコオイル ナチュラル
- 蝶番
- 取っ手
- スライドレール
- 木ネジ
- 木ダボ
- L字金具
使用する工具
- サンダー
- ヤスリ
- コーナークランプ
- ドリルドライバー
- ペイント用刷毛とウエス
DIY工程
1.外枠を組み立てる
天板、底板、側面の板をネジで繋げます。
まずは天板と側面板をコーナークランプで固定して天板側からネジ止め。
長さ35mmの木ネジを使いました。
直角に組み立てる時はコーナークランプがあると精度が上がります。
一人で作業する場合でも、ずれることなく直角に組み立てることができますよ。
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真ん中の仕切り板もネジ止めします。
ひっくり返して底板をつけます。
コーナークランプのおかげで全て面が揃い、ピッタリ組み立てる事ができました。
・・・とここで、天板に思いっきりネジ頭見えてるの気になりますよね。
木ダボを埋め込んでネジ頭を隠していきますよ。
一旦ネジを外して、ネジ穴をダボ用ビットで拡張します。深さは1cm未満位(目分量)←テキトーですいません。
またネジを打ち込んで、段差になった穴部分にダボをボンドで固定します。
はみ出た部分をノコギリでカット。ヤスリで表面をならせば目立たなくなります。
一度全部組み立ててからダボを埋め込んだのは、もしズレたら直しが効かないからです。
ちなみに友人宅のテレビ台作りの時は、内側からダボを繋げて表面に全く見えないようにしましたが、これがなかなか大変でした。
表面は綺麗だけど接続する面を揃えるのが難しかったです。
コーナークランプは直角に組む制度が上がるけど内側からのダボ継ぎはできない。
「ネジで組んで頭を隠す」のが作業的にもラクだし、素人でも綺麗に仕上がる方法なのではと思います。
2.プリンター収納部分を作る
プリンターを棚の中に仕舞ったら、使う度に出さなくてはいけなくなるので、引き出して使えるようにスライド棚を作ります。
使用する木材は引き出し用の棚板と左右取り付け部分の調整板です。
こちらは家に余っていた端材を使用しました。
前板は使用しないのでスルーしてください。後からやっちゃった系に気付きます。
こちらの底付けローラーレールを使います。
棚板(端材の化粧板)の側面にスライドレールのパーツを取り付けます。
もう一つのパーツは調整板につけてから棚に取り付けます。
※棚の側面に直接取り付けると、このあと扉を付けるので引き出せなくなってしまいます。
そのために24mmの端材を当てて余白を確保します。
この時底にピッタリ付けると引き出す時に底を擦って動きが悪くなるため、1mmほど底から浮かせて取り付けました。
本体の棚に横からビスを打って取り付けます。
棚板をはめてみます。
うまくはまりました!
嬉しくて早速プリンターを置いてみます。
ぴったり!
ん?
前板のせいで給紙トレイが引き出せない・・・
やっちゃった系です。
前板を撤去して、引き出しやすいように取っ手をつけました。
そんな失敗もありつつ、次の行程へ。笑
3.棚板を付ける
L字金具で棚板を取り付けます。
これも初めは棚板の高さピッチを変えられるダボと使おうと思って穴を開けたのですが、ダボ穴を正確に直角に開けないとダボが緩んで落ちてしまって。直角に穴開けする補助工具がないと難しいですね。
諦めて簡単なL字金具を使います。
4.脚を作る
底に脚を取り付けます。
45mm角のホワイトウッド角材をコの字型にボンドで固定させてから長いビスを打ち固定。
先程同様ビス頭を隠すように木ダボを埋めています。
これを本体の底に取り付けます。
こんな感じで内側からビスで取り付けています。
5.扉を付ける
扉に蝶番を付けます。
扉がスムーズに開閉するように上下2mmずつ余白を取って設計してあるので、取り付け時も余白を。
2mmの厚みのものを挟んで蝶番をねじ止めします。
定規2枚分がちょうどよかったので挟んでるの図▼
扉が付いたらスライドする棚板を引き出してみます。
扉の厚み(18mm)< 調整板の厚み(24mm)なのでスムーズに引き出せました。
4枚全ての扉を取り付けました。
真ん中の蝶番はネジ同士がぶつかってしまうため少しずらして付けたので高さが違っちゃってます。
こういうところがDIYクオリティー。細かいところは気にしない!笑
6.ヤスリがけ
塗装前に表面をヤスリがけします。
面が広いのでサンダーで一気にブィーン。マンションなのでブィーンは短時間で終了。
小型のサンダーだけどやっぱり音は響く〜。
7.塗装する
塗料はいつも使用しているワトコオイルのナチュラル。
パイン材にワトコオイルナチュラルの組み合わせが好き。使っているうちにだんだん飴色が濃くなってくるのも楽しみの一つです。
刷毛で全体に伸ばしてからウエスで拭き取っていきます。
木目がはっきりと出ました。
木ダボ部分に思った以上にオイルが染み込み濃くなってしまいましたが。
天板は手触り滑らかにさせたいので、一度塗りした後にサンダーをかけてもう一度塗りました。
頬擦りできる位ツルっとしました!
角を落とすようにヤスリがけして整えます。
ヤスリがけ〜ウエスで拭き取りで磨いていると家具職人気分になってきました。
8.取っ手を付ける
扉に取っ手を付けます。
設計時の失敗で隙間空きすぎてますねぇ。ぶつかって閉まらないことを恐れて余白取りすぎました。
9.マグネットキャッチを付ける
本体と扉にマグネットキャッチを付けます。
10.背板を付ける
半分だけ背板を付けます。
もう半分は配線がたくさんあるので開いたままの方が使いやすく、取り付けていません。
背板を付けると横方向の歪みがなくなるので、グラ付きがなくしっかりします。
背板には2.5mm厚のベニヤ板を使用。他の場所で使っていたので壁紙が貼ってあります。
内側から見るとこんな感じです▼
設置
現状の棚と板壁を取り外します。
新しい棚を設置し、配線を整えます。
DIYならではの、このピッタリはまる瞬間が何とも言えない。自己満足絶頂期。笑
元通りにマグネット付き板壁を戻したら、設置完了です。
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完成!
テレビコーナーが一新!収納力のあるテレビ台が完成しました。
プリンターもスライドレール付きで無駄なく収納。
リビングの家電が1箇所にまとまり、前より使い勝手もよくなりました。
まとめ
▼BEFORE
▼AFTER
前は小さくて雑貨も飾れなかったけど、今度は天板が広々〜。
リサラーソンの置物に癒されます♪
悩んでいたプリンター置き場も、テレビ台の中にまとまってすっきりしました!
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