電子ピアノ台DIY第2弾!リビングに馴染むオール木製電子ピアノ台の作り方を解説(設計図あり)

電子ピアノ台をDIY

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友人宅のお助けDIYをしてきました!
最近電子ピアノを購入したけどちょうど良い置き場所がないとお悩み。
電子ピアノやキーボード本体は買ったものの、専用台はデザインが気に入らず購入しない方も多いのではないでしょうか?
机の脚は70cm前後のものが多く、電子ピアノを置くと高すぎて弾き辛くなってしまいます。

完成したものは、以前DIYした我が家の電子ピアノ台のデザイン違いです。

勉強机兼電子ピアノ台をDIY リビング学習に!「勉強机」兼「電子ピアノ台」1台2役のデスクをDIY

これを作った3年前よりDIYの経験値がアップしたので、こちらの記事の作り方と少し変えている部分もあります。
デスク部分は同じ作りですが、こちらは脚も全てパイン集成材のサブロク板(一枚板)から切り出して作っています。

Chocori

初めてのDIYということで、シンプル設計でキレイに仕上がる方法を伝授してきました。詳しく解説していきます!

設計

設計図

電子ピアノ台設計図

CADなどの設計ソフトを使っていませんので、細かいところは気にしないでください(笑)
この設計では、高さ11cm/奥行き35cm/幅134cm位までの電子ピアノやキーボードに対応しています。

参考までに今回置く電子ピアノ(キーボード)はRolandのGO:PIANO88
サイズは高さ8.7cm/奥行き29.1cm/幅128.3cmです。

木取り図

テーブル脚を使わず側面の板で立てる机になるので、材料はパイン集成材のサブロク板(1820×910サイズ)から全て切り出して作ります。
1枚では入りきらないので2枚購入して、ホームセンターのカットサービスを利用。
(3年前に購入した時より1枚あたり2000円も値上がりしていました・・・痛)
購入したホームセンターではサブロク板を2枚購入するのが一番安かったのですが、ホームセンターによってパイン集成材のサイズ展開が違うので、取扱サイズを確認してから木取り図を書いた方が無駄が出ません。
その際は木目に注意して木取り図を作成しましょう。

ということで、こちらの木取り図は参考程度にしてくださいね。
今回のようにサブロク板2枚では端材部分がたくさん出てしまったので、他のDIYに活用したいと思います。

木取図

材料

  • 木材:パイン集成材(1820×910×18)2枚
  • 木材:アガチス材(600×20×10)
  • 木材:工作材 1/4丸棒(900×12)
  • 蝶番:ゴールドカラー蝶番 76ミリ
  • 木ダボ(8×30mm)
  • 木ネジ(35mm)
  • 木工用ボンド
  • 塗料:ワトコオイル(ナチュラル)

使用した材料についてはDIY行程の中で詳しく解説していきます。

使用した工具

  • 電動ドライバー
  • ノコギリ
  • ノミ
  • サンダー
  • サンドペーパー
  • コーナークランプ
  • ペイント用刷毛とウエス

なくても大丈夫な工具もありますので、必要に応じてご用意ください。

DIY工程

下準備

マステで板に印を付ける

ホームセンターでカットしてもらった板は、マステでどの板か印をつけておくと作業がしやすくなります。

1.天板(下段)にコード穴を開ける

コードを通す穴を開ける

電子ピアノを置く天板にコードを通す穴を開けます。
穴を開ける場所はピアノのコードやコンセントの位置を考慮し、最適な場所を選んでください。

下に捨て板を置き、電動ドリルに30mmの座掘りビットを付けて穴開けしました。
ビットをお持ちでなければ、ホームセンターでも穴開けサービスがありますので、木材購入の時に開けてもらってもOKです。

2.天板(上段)に蝶番を付ける

蓋になる天板を蝶番で繋げます。
まず、蝶番が着く位置に墨付けし、蝶番の羽の厚み分ノミで削ります。
蝶番の羽の厚みが2mmだったのでノコギリで2mm位切り込みを入れてから、間をノミと木槌で削っていきます。

ノミで削る

トントンするのは楽しそうに見えたようで、子どもたちも進んでお手伝いしてくれました。

蝶番を付けるための欠けを作る

削り口はガサガサしているのでサンドペーパーでキレイにやすります。

蝶番を付ける

蝶番を付属のネジで取り付けます。木の色から浮かないようにゴールドを選びました。

蝶番を付ける

板同士の隙間が開かず、キレイに取り付けることが出来ました。

いやいや、ノミなんて持ってないし、難しそう・・・という方は、「フラッシュ蝶番」を使う方法もあります。
前回の電子ピアノ台DIYの記事を参考にしてみてください。

DIYの幅が広がるノミ。工具箱に揃えておくと良いですよ↓

3.天板(下段)と背板をつなげる

天板と背板をつなげる

ピアノを置く天板と後ろの背板をネジで固定します。
赤いのは90度に固定してくれるコーナークランプ。なくても良いですが、あると正確に作業しやすくなります。

天板と背板を付ける

天板の裏側からネジで4箇所固定しました。
スリムタイプの35mmネジを使用。細いので打ち込みやすいです。

4.側面の板を付ける

側面の板を取り付ける

3で取り付けた天板と背板の両端に、脚となる側面板を取り付けます。
側面の板側からビス打ちします。
作業しやすいように倒してビス打ちしてください。

5.脚部分に背板を付ける

脚部分に背板を付ける

側面板の間、脚の下の方へ背板(補強用)を取り付けます。
高さはコンセント位置などの置き場所に応じて取り付けてください。

6.譜面台を付ける

譜面台

ホームセンターの工作材コーナーで見つけた木材で譜面台を作ります。

使ったのはアガチス材(600×20×10)と、1/4丸棒(900×12)。
アガチス材の長さ600に合わせて1/4丸棒をカット。

譜面台の取り付け

これを天板の蓋裏にボンドで貼れば譜面台の完成!
馴染みすぎてて画像では分かりづらいですね。
こちらの譜面台は奥行きが2cmあるので、蓋を閉じた時にピアノが当たらないように気をつけてください。
蓋を閉じた時の高さ12cm-2cm=10cm。10cmまでの高さの電子ピアノなら入ります。

7.ネジ穴にダボを埋めて仕上げる(お好みで)

ネジ穴にダボを埋める

ネジの頭が見えているのが気になる場合は、木ダボを埋めると見た目がキレイに仕上がります。
一度取り付けたネジを外し、8mmのダボビットで1cm位の深さまで穴を開けて、もう一度外したネジを取り付けます。
穴にボンドを付けてその上から8mmの木ダボを埋め込みます。

ダボをカット

飛び出たダボ頭をノコギリでカット。
ノコ刃の傷が付いてしまったけど、後からヤスリで仕上げるので大丈夫です。

Point

組み立て時にダボ穴を開けてからビス打ちしても良いのですが、ズレてしまった時や間違えた時に後戻り出来ないので、全ての組み立てが終わってからのダボ仕上げがおすすめです。

参考までに今回使用したビスと木ダボ↓

スリムビスと木ダボ

木ダボで穴を埋めるので、ビスの頭がダボの直径8mmより小さいものを選んでください。

8.ヤスリがけ

ヤスリがけ

全体的にサンダーをかけて滑らかにします。
木口も角を落として優しい印象に。

電動サンダーがない場合は手動でもOKです。
ハンドサンダーに市販のサンドペーパーを取り付けると便利!▼

使用しているサンダーはこちら▼

9.塗装

組み立て完成

組み立てし、サンダーで面をキレイに整えたら、次は塗装です。
上の写真は塗装前。

前回のピアノ台同様、ワトコオイルのナチュラルで塗装しました。
(今回は脚部分の板もあるので、200MLでは足りず2本使ったそうです。)

塗装方法については別記事でも何度かご紹介しているので省きます。

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※前回のピアノ台DIYでは組み立て前に塗装していますが、組み立て後の方が作業しやすいです。

10.完成!

電子ピアノ台完成

理想通りの電子ピアノ台が完成しました!

蓋を閉じたところと↓

電子ピアノ台DIY

蓋を開けたところ↓

電子ピアノ台完成

脚も譜面台も全て木製で、他にはないオリジナルピアノ台が出来ました。

譜面台

まとめ

電子ピアノ台DIY

木の温かみのあるリビングにしっくりとくるオール木製の電子ピアノ台。
隣の無印のテレビボードとも相性ぴったりです。
ダイニングテーブルで使っている椅子に座ってちょうど良い高さで作ったので、専用の椅子を用意する必要もありません。
蓋を閉じれば、机になるのでパソコンなどの作業にも使えますね。

自分の好きなデザイン・サイズで作れるのがDIYの醍醐味!
既製のピアノ台に気に入ったものがなければ自分で作ってみるのはいかがでしょうか。

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