この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
半年ほど前からアクアリウムを始めました。
息子が生き物好きなので、ペットは飼えないけど、小さいメダカくらいなら・・・と思い、始めたのが「ボトルアクアリウム」です。
その名の通り、小さなボトルで始められるアクアリウム。
命を扱うので何となく始めるわけにはいきません。
下調べが必要ですが、やり方が様々で、調べれば調べる程分からなくなってしまいました。
何が正解かは始めてみないと分からないということで、ゼロからボトル(水槽)を立ち上げて半年。
これからボトルアクアリウムを始める方に、1例として少しでも参考になればと思います。
Chocori
ボトルアクアリウムとは?
濾過装置やポンプなどの人工的な機器を必要としない、ボトルの中だけで生態系を作るアクアリウムのこと。
水草が酸素を排出したり、生体が水草の養分を作ったり・・・いろいろな条件が重なり生態系が完成します。
ボトルの中の生態系が安定して、生物(生体と水草)・水・空気が調和された状態が「バランスドアクアリウム」です。
人工機器なしで、水換えもほとんど必要ない完璧な水槽が出来上がります。
ボトルアクアリウムのメリット
魚を飼うのに必要な水槽といえば、四角い水槽にいつでもぶくぶくとエアポンプの音が響き、水換えや匂いなどお手入れが大変なイメージですよね。
それに引き換え、ボトルアクアリウムならこんなメリットがあります。
1.小さなボトルの中で魚が飼える
あまり小さすぎると水草を植えるのが難しくなりますが、ガラス瓶やメイソンジャーなど、100均などで調達できる好みのボトルで始められます。
おしゃれな形の専用水槽も売られています。
2.置き場所は小さなスペースがあればOK
狭くて水槽を置く場所がないような部屋でも、ボトルアクアリウムなら小さなスペースで始められます。
3.特別な道具や手入れが必要ない
濾過装置やポンプを設置しないため、気軽に始められます。また水槽内が安定してくると頻繁に掃除をしなくても大丈夫です。
4.生態系の勉強になる
小さなボトルの中に生態系を作るので、子どもと一緒に生態系の勉強ができます。
息子はまだ7歳で生態系を理解するのは難しいですが、身近にあることで少しずつ理解してくれると良いなと思います。
5.インテリアのワンポイントになる
小さなアクアリウムがあると、ボトルを照らすLEDライトで間接照明のような役割も。
インテリアの一部としてお部屋を格上げしてくれます。
ボトルアクアリウムを始めるのに必要なもの
生体を飼育する前に用意するもの
水槽(ボトル)
まずは一番大事な水槽。
ボトルアクアリウムとはいえ、小さすぎても難易度が上がるようなので、ある程度水が入る大きさのものを選びました。
GEXの丸型水槽「スフィア」です。
GEXのグラスアクアリウムシリーズは色々な形がラインナップされていますが、水の容量も4.5Lとちょうど良くまん丸型が可愛いスフィアにしました。
底砂(ソイル)
水草を植えるためにソイルを入れます。
水槽作りが楽な、水洗い不要ですぐに使えるものにしました。
植物が育つのに土が重要なように、水草にも良いソイルが必要だと思うので、目的にあったソイルを選びましょう。
水草育成ライト
水草を育つためには光が必要です。
室内に十分な日光を取り込むのは難しいですよね。しかも水槽は直射日光の当たる場所に置くのはNGです。
そもそもライトがないと水槽の中が暗くてよく見えないので、ライトは必須です。
ジェントスの「そだつライト」はマットな質感のブラックとシンプルさが気に入って購入しました。
GEXの水槽は台座から少しはみ出すので付属品のシリコンマットで調整しています。
初心者にも育てやすい水草4種
初心者向けの「安い・丈夫・育てやすい」水草を選びました。
水草はポットから出し、よく洗ってから使用します。
1.アヌビアス・ナナ
丈夫で成長もゆっくりなので、お手入れが楽です。
葉っぱが大きく、埋めても浮力ですぐに抜けてしまうので、流木や石に糸で固定して入れています。
手芸用のテグスや釣り糸などの透明の糸を使うと良いです。
すぐに根が張り安定していきます。
2.アナカリス
成長が早いのでグングン伸びてきます。伸びた分をハサミでカットしてまた埋めておくとどんどん繁殖していく強い水草です。
3.ウィローモス
ホームセンターのアクアリウムコーナーで石に活着されているものを購入しました。石に付いていると置くだけで良いのでレイアウトが楽です。
アナカリス同様、成長が早いので定期的なトリミングが必要です。
4.マツモ
メダカを買った時に一緒に袋に入れてもらったマツモ。生命力が強く浮かせているだけでどんどん伸びてきます。
ボトルアクアリウム向きの生体
ボトルアクアリウムは濾過フィルターやヒーターを使用しないため、飼育できる生体が限られます。
※参考までに商品リンク貼ってありますが、生き物なので近所のお店で見て購入するのが良いと思います。
小魚
ボトルアクアリウム向きのアカヒレやメダカなど、とにかく丈夫と言われている生体を選びました。
エビ
エビ類は水槽のお掃除屋さんなので魚と一緒に入れると良いです。
色がカラフルでアクアリウム映えするチェリーシュリンプにしました。
貝
エビ同様、水槽内の苔取りをしてくれる貝。ヒメタニシは丈夫で水質浄化作用があり、グリーンウォーター(苔が繁殖して濁った水になる)を防いでくれます。
その他、揃えたいもの
流木や石など
レイアウトのアクセントや水草を着生させるために、流木や石が役に立ちます。
流木はアク抜き済みのものを購入すればすぐに使用できます。
※拾ってきた流木は自分でアク抜きする必要があります。
石はもちろん拾ってきたもので大丈夫!河原で良さそうな色や形の石を見つけてきました。
100均にも水槽用の綺麗な石が売られていますよ。
カルキ抜き
ジクラウォーターを使用しています。
水道水のカルキを抜いてくれて、メダカが好む水質に変えてくれます。
スポイト
底床を掃除したり、水換え時に。
アクアリウム用の大きなスポイトがあると便利です。
ピンセット
水草を植えたり、流木や石を配置するのに、長いピンセットが必要です。
アクアリウム専用のものを購入すれば間違いないでしょう。
ちなみに100均でもハーバリウム用の長いピンセットが売っているので代用できます。
ハサミ
水草をトリミングするのに、水中の狭い場所でも切りやすいハサミが便利です。
水質検査薬
水は透明で綺麗に見えていても、生体にとって適した水質かどうかは分かりません。
水質検査薬があると便利です。
水温計
小さな水槽に合わせて小さな水温計を購入。ボトルの球面にも邪魔にならず張り付きました。
※室内温度計があれば水温も一緒だったのでなくても大丈夫でした。
ボトルアクアリウムの作り方
GEXスフィア(水槽)にGEXピュアソイル1袋(800g)でちょうど良いくらいです。
黒いソイルを選んだので、注いでしばらくは茶色く濁った水になり不安になりますが、沈殿すると透明の綺麗な水になるので大丈夫です。
水にはジクラウォーターを混ぜています。
この状態ですぐに生体を入れずに、水質が安定するまで2週間ほど※1待ちました。
STEP5で水を溜めてから時間を置くのは、水中のバクテリアを活性化させるためです。
バクテリアとは、水中の有機物(魚の老廃物や食べ残しの餌、枯れた水草など)を無機物に変えてくれる細菌のこと。
※1 水質安定まで待つ期間は目に見えないのでよく分かりません。
水に混ぜた「ジクラウォーター」に「主成分の海洋性珪藻土の働きで飼育水をバクテリアや微生物の活性化できる水に変えていきます。」とあるので、比較的短期間で生体を投入しましたが、バクテリア剤を使用しない場合はもう少しゆっくりと水作りをする必要があると思います。
ボトルアクアリウムのメンテナンス方法
餌やり
餌のあげすぎは水の汚れの原因になるので、控えめにしています。
我が家の水槽では、小魚(メダカ・アカヒレなど)は、水槽内に発生したミジンコなどの小さな微生物を食べているので、餌はほとんどあげていないくらいです。
一度、メダカが死んでしまい、エビとタニシだけの水槽になった時、ミジンコなどの微生物がどんどん増殖してしまいました。またメダカを投入したら目に見える微生物がいなくなったので、魚にとっての栄養源になっているようです。
掃除
生態系のバランスが取れているボトルはほとんど掃除の必要がありません。
普段は蒸発で減った水を継ぎ足していればOK。
タニシが活躍してくれるため、水が濁ることはありませんが、ガラスの内側についた汚れが目立つようになってきたら掃除をします。
我が家の4ヶ月ものボトルは、水質の状態も安定してきたので、1ヶ月に1〜2回水換え掃除をしています。
ガラス面の汚れを歯ブラシで落として、ソイルに沈んだ汚れをスポイトで吸い上げ、3分の1位水を入れ替えています。
※新しく入れる水は汲み置きしてカルキが抜けた水道水にジクラウォーターを混ぜています。
まとめ
今回は、ボトルアクアリウムの始め方をご紹介しました。
立ち上げ時に注意することは、
・水質が安定するまで数週間〜1ヶ月は生体を入れないこと
・始めからたくさん生体を入れすぎず様子を見ること
です。
お手入れも簡単で、小さなペットに癒されるボトルアクアリウム。
水槽を眺めながらリラックスできておすすめです。