カラテア オルビフォリアは育てるのが難しい?葉が枯れた&害虫との奮闘記録

カラテア オルビフォリアは育てるのが難しい?

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たくさん育てている観葉植物の中で常に調子の悪い「カラテア・オルビフォリア」
2年前に友人に株分けしてもらい育てていますが、思うように成長してくれません。

カラテア オルビフォリア

カラテアは綺麗な葉っぱの模様が特徴で人気の観葉植物です。
本来ならば、その綺麗な葉っぱを楽しめるはずが、うちのは葉の先がいつも茶色く枯れていて残念な見た目。
新芽は出るけど、その分1枚葉っぱが茶色く枯れていくので、2年間成長を目で感じられません。

考えられる原因と対策をまとめました。

カラテアの特徴と育て方

植物を迎えたら、まずは植物を知るところからスタート。
置き場所や水やりの頻度など、基本の育て方をチェックします。

  • 耐陰性が強く、直射日光は苦手。葉焼けするので、室内の明るい日陰で育てる。
  • 耐寒性:寒さに弱いので最低10度以上はキープ
  • 水やり:春〜秋は表面が乾いたらたっぷりと。冬は乾いてから2〜3日後に与える。
  • 多湿を好むので1日1回は葉水をする。

カラテアは「高温多湿を好みお水は好きだけど根腐れしやすい」ので少し難しいイメージですが、多種ある品種の中でもオルビフォリアは育てやすいようです。
確かに不調は続くけど2年間持ち堪えているので生命力自体は強そう。

こちらは今は亡き「カラテア ビューティフルスター」
ありし日のお姿です▼

カラテア

カラテアは、どの品種も葉っぱの模様が素敵で、コレクターが多いのも頷けます。

葉が枯れる

カラテアの新芽

写真で赤く囲った部分のように、カラテアの新芽はタケノコのようにニョキニョキっと出てきます。
このくるくるした新芽が伸び切ると徐々に開いていき、大きな葉っぱになります。
新芽から芽吹く葉っぱは本来ならピカピカ&ツヤツヤのはず。
しかし、新芽の先が茶色かったり、出てきた葉っぱの先端や周りから茶色く枯れてきてしまいます。

撮影すると不調の原因を教えてくれる植物トラブル解決アプリでは「水切れ」や「葉焼け」と診断されました・・・うーーん、違う!
水は十分に与えているし、直射日光や明るすぎる場所には置いていません。
AIアプリではまだまだ分からないことも多いので鵜呑みにできませんね。

ハダニによる害虫被害

カラテア

先ほどの葉が枯れる原因で思い当たるのが「ハダニ」です。
葉っぱの生気を吸ってしまう害虫「ハダニ」は、ダニという名前ながら蜘蛛の仲間。糸を出して移動もします。
体長が大きい成虫で0.5mmと小さいので、気づくのが遅くなると大量発生につながります。

ある日、カラテアの葉っぱの裏にクリーム色の小さな点みたいなのが。
これがハダニとの戦いの始まりでした。
恐ろしい繁殖力なので1度ついてしまったら毎日のチェックは欠かせません。

ハダニは高温乾燥状態を好むので葉水で防ぐことができます・・・が、付いてしまってからがしつこい!!
こんなちっちゃいやつ葉水でダメなら洗い流せば消えるでしょと思い、シャワーで葉っぱを洗い流してみてもしばらくしたらまた付いてる。

土に散布する薬剤「オルトラン」も使ってみましたが、効果がありません。
オルトランは根から吸い上げて植物の内側から害虫を退治する薬剤で、葉の汁を吸うハダニにも効果があると思ったのですがダメでした。
ハダニは薬剤に対して耐性もつくようなので(怖)、いろんな害虫に効果があるような薬剤では効き目が薄いのだと思います。

そこで、最終手段!
ハダニだけに効く専用の薬剤を購入しました。

その名も「ダニ太郎」

液体を薄めてハダニ目掛けて吹きかけます。
これが効果抜群!
すぐにとはいきませんが数回で目で見えるハダニはいなくなりました。

正直、ハダニのためだけに使う薬剤に千円超えはキツイな・・・と思っていたけど、費用対効果を考えると買ってよかったです。

ハダニはまたどこからともなく現れるので、またついてしまったらダニ太郎に頼ろうと思います。

さらに強敵!害虫アザミウマ現る!?

カラテア

ハダニとの格闘を制したのは束の間・・・
数ヶ月経ったのに、また出てくる葉っぱの先が枯れてる。
まだ完全に開いていない葉を広げてみると小さいホコリのような虫が点々としています。
中にはホコリだと思ってスルーしてしまいそうなものも。
細い線のようなものも動いていたので実は虫だと判明。

ハダニは葉の裏にいるのに対し、この虫は葉の表にもいます。
調べてみるとアザミウマ(スリップス)の幼虫かもしれないと。
葉の汁を吸う虫で、吸われた葉は茶褐色になるらしい。

被害が広がるのが嫌なので、すぐに粘着テープでペタペタした後、シャワーで葉全体を洗い流しました。
でも、この虫、厄介なことに茎とか葉の重なっている隙間にいるので、洗っても隙間に潜り込んでしまうのでは・・・またすぐに沸きそうです。
土の中に卵もあるかもしれません。

思い切って土を全入れ替え

植え替え

害虫被害とイタチごっこなので、思い切って土を全部入れ替えることにしました。
根本を掴んで鉢から出してみる。

カラテア

根詰まりや根腐れはありません。

カラテアの芋

おや、根に芋が付いてる!?

カラテアって芋ができるんですね。
この芋部分は植え替えの時に取るか悩みましたが、どうやら栄養や水分を溜めているようなので残しておくことにしました。

以前「オリヅルラン」を植え替えた時は根が大根みたいになっている部分があって、それと同じような役割っぽいです。
植物の見えない部分も面白いですね〜。

根についた土に卵があるかもしれないので、綺麗に洗い流します。

水洗い

葉や茎の隙間にいるかもしれないヤツは、水没させて息の根を止めてやるーーー!
しばらく水責めにしました。

水につける

お芋も綺麗になった。笑

カラテアの根についた芋

新しい鉢に植え替えます。

鉢底ネットを入れます。

鉢底ネットを入れる

うちの植物の土はすべてコレ!
ベラボンプレミアムです。

ベラボンを入れる

ベラボンを底から少し入れます。
鉢底石がいらないので、根を伸ばせる場所も増えるし、根腐れもしにくい・・・等々良いことづくめ。

詳しくはこちら▼

カラテアを入れる前に、ゆっくり長く効く肥料「マグァンプK」を混ぜ込みます。

肥料を入れる


この肥料に根があたることで、根っこから栄養成分を吸収します。
そのため、上から撒くのはあまり意味がなく、根の届く位置に入れてあげると良いそうです。

害虫予防に「オルトラン顆粒」も入れておきました。

オルトランを入れる

カラテアを入れて隙間をベラボンで埋めていきます。

カラテアを植える
カラテアの植え替え

最後にたっぷりとお水をあげて、植え替え完了!

カラテアの植え替え

まとめ

体調が悪く、なかなか復活してくれないカラテア オルビフォリアさん。
株自体が弱いのですぐに害虫被害にあってしまいます。
色々と手を尽くしたので、これから元気に育ってくれるといいな。

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