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今年最後の大物DIYは・・・
ずーっと作ってみたかったキャビネット。
イメージしているのは、ディスプレイに使うショーケースで「味のある古材×ガラス」で作られたアンティーク感のあるもの。
そんな中、とあるカフェでとっても素敵なキャビネットに出会いました。
イメージにぴったり!
本物のアンティーク家具はとても手が出ないので、なんちゃってアンティークキャビネットをDIYで再現したいと思います。
ただし、ガラスを使ったキャビネットだと割れる心配やDIYでの取り扱いに不安もあるので、アクリル板を使用。
アクリル板をはめ込むのにトリマーで溝を掘ったりと難しいことはしません!
組み立てはほぼボンド。
特別な工具を使うことなくボンドとドリルドライバーだけでキャビネットを組み立てていきますよ〜
材料
- 木材各種(詳細は工程にて)
- アクリル板
- 木工用ボンド(速乾タイプ)
- 棚脚
- 蝶番
- 取手
- 木ネジ
使った工具・道具
- 電動ドリルドライバー
- 丸ノコ
- ノコギリ
- マイターボックス
- ハンドサンダー
- サシガネ
- メジャー
DIY工程
1.木材とアクリル板で棚の両側面を作る
側面の素材は厚み3mmのアクリル板。
楽天市場でサイズオーダーできるアクリル板を購入しました。
▼画像クリックで楽天市場にリンクします
ちなみに細長いの2枚が側面用、一番下の大きいのが扉用で計3枚オーダー。
まずは側面の作成から。
アクリル板と柱の角材を組み合わせて作っていきます。
使用した木材▼
- 角材(SPF)/約910×38×38mm
- 角材(ひのき無節材)/約1,820×9×9mm
柱に使うのは38mm角のSPF2×2材
正確にカットしないと歪みの原因となるのでホームセンターでカットしてもらってきました。
この柱に9mmの角材をボンドで貼り付けて間にアクリル板をはめていきます。
9mm角材はマイターボックスを使ってノコギリでカット。
カットした9mm角材を38mm角材へボンドで貼り付けます。
まずは1本だけ取り付け。
サイズや貼り付け位置を確かめるため慎重に作業を進めていきます。
アクリル板も置いてみます。
隣り合う角材同士に合印を付けておきます。
アクリル板の厚みを開けて2本目を貼り付けたところ。
アクリル板をはめてみてキツくてはまらない&ゆるすぎてブカブカ…とならないように、ボンドが固まる前に調整します。
合印の通りに角材を貼り合わせていきます。
コの字に貼り付けたら間にアクリル板をはめ込んで
残り1本の角材も貼り付け。
この時アクリルに貼ってある保護シートは、作業中に傷ついたり汚れたりするのを防ぐため、溝に埋もれてしまう部分だけ剥がして貼ったままにしておきます。
ボンドが乾いたらしっかりと貼り付いているのを確認。
一応ネジも4箇所取り付けておきます。
これで側面の部分ができました。
2.扉を作る
側面同様、扉もアクリル板と木材を組み合わせて作っていきます。
使用した木材▼
- 杉材/約600×7×40mm
- 桧工作材/約900×3×20mm
まずは木枠作り。
外側は40mm幅の杉材、内側はアクリル板と同じ3mmの厚みで20mm幅の工作材を使用。
図のように互い違いに重ねてボンドで貼り合わせていきます。
アクリル板の周りの保護シートを剥がしておきます。
ボンドが完全に乾いてからアクリル板を置いて、
挟むように杉板を貼り合わせます。
これで扉も完成しました!
3.天板と底板を取り付け
1で作った側面に横方向の角材(SPF2×2材)を上下計4本取り付けます。
下穴を開けて長さ60mmのネジで止めていきます。
側面側からネジを止めています。
先に取り付けたネジにぶつからないように注意↓
組み立てたら次は天板と底板を取り付け。
使用した木材▼
- 杉無垢ボード/約24×500×2,000mm
厚さ24mmの杉無垢ボードをホームセンターでカットしてもらいました。
先にやすりがけして滑らかに。
角を落として丸みをつけました。
側面の板に付けた横方向の角材からネジ止めして、
天板と底板側からも補強するようにネジ止めしました。
4.棚足を付ける
底の面が上になるようにひっくり返して棚脚を取り付けていきます。
使用するのはホームセンターで購入した高さ75mmのテーブル脚。
ろくろ脚デザインが可愛い!
一つ261円とお手頃だけど、専用の取り付け用丸座金が一つ437円…
ということで脚だけで2,792円もかかりました。
取り付けは座金をネジで付けてから脚をくるくる回して止めるだけなので簡単。
天地を返すと、棚脚が付いて丁度良い高さが出ました。
このままでも形にはなっていますが、次工程で飾りを付けて一工夫していきます。
5.工作棒を貼り付ける
天板・底板と角材の間にモールディングで飾りを付けたかったのですが、モール材は高いので工作棒コーナーにある扇形の4分の1丸棒で代用します。
使用した木材▼
- ラミン工作丸棒/幅10mm・長さ900mm
マイターボックスを使って斜め45度にカット。
ボンドで貼り付けます。
前面と側面の3箇所に貼り付け。
背面は見えないので貼っていません。
(天板の方にも同じように付けています。)
やすりがけして整えます。
ぴったり揃いました。
6.塗装する
お次は楽しい塗装タイム!
アンティーク感が簡単に出せる塗装をしていきます。
塗装方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
塗料まかせでコツも失敗もなし!簡単アンティークペイントで100均雑貨が大変身!棚本体と扉を塗装中。
良い色合いに塗装できました。
色々な種類の木材を組み合わせてますが、塗装のおかげで統一感が出ました。
濃淡もはっきり付いて古木のようなアンティーク感出てきましたね。
7.背面の板を付ける
キャビネットの背面を覆う板を使用サイズにカットします。
使用した木材は家にあったラワン合板。
端材を定規代わりにして丸ノコを使うと真っ直ぐに一瞬でカットできます。
厚み3mmのベニヤ板なのでカッターでもカットできますが丸ノコだと作業スピードが違います!
▼コストコで買ったブラックアンドデッカーのマルチツールを使ってます。
はい、カット完了!表に返して・・・
実はこれ、漆喰風ペイントで作った撮影用背景ボードなのですが、今回の背板に丁度良いのでカットして使っちゃいました。
ペイント済みなのでそのまま使えて時短!!
背板が用意できたところで、本体側の作業に戻ります。
背板をはめるための枠(角材)をボンドで貼り付けます。
上の写真の色が付いていない角材が新たに取り付けたもの。
塗装前にやっておけば良かったのですが、背板の付け方を悩んでいて順番が前後してしまいました。
そして、前面の方にも扉を押さえるストッパーになるように角材を付けています。
(この後両方とも塗装しています)
枠が付いたので先ほどの背板はこんな感じで取り付けました。
ベニヤの裏側に厚み10mm位の木材を取り付けたかったのでこちらの木材を購入▼
- 桧仕上材/約9×30×910mm
ペイントした表面からねじ止めしています。
これにT字の金具(隅金)を付けて本体の柱部分に取り付け。
背板がスポッとはまっている状態で取り外しもしやすいです。
8.扉を付ける
背面は完了したので次は前面。
ペイントした扉に取手を付けて、蝶番で本体に取り付けます。
取手(つまみ)は家にあったもの。昔セリアで購入したものだと思います。
蝶番は表面から取り付けられてデザインを見せることのできる「ウエスタン蝶番」を付けました。
ホームセンターで購入したのでネットでは同じものか分かりませんがリンク貼っておきます▼
完成
全ての作業が完了したので、ついにアクリル板の保護シートを剥がします!
ペリペリっ、気持ちいい〜
側面もペリペリっ
中が見えてテンション上がってきた〜
完成です!
透明なので写り込みが激しく写真が難しい…けど、理想通り、いやそれ以上の出来栄えかも!!
自己満足度かなり高めです。
まとめ
完成したキャビネットをいろいろな方向から▼
アンティーク風キャビネットの作り方をご紹介しました。
完成したキャビネットにはお気に入りの雑貨を並べたり、お皿などを見せる収納に使っても可愛いですよね。
しかし、まだ何も入れていないのは、このキャビネットを作った目的がありまして…
それは
・
・
・
「観葉植物のための温室」
なんです。
長くなったので続きは次の記事に書こうと思います。
-キャビネットDIY編・完-