この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
友人宅(持ち家/築10年)のトイレをセルフリフォームしてきました。
10年の節目になると、ライフスタイルや家族構成の変化、経年変化による汚れや劣化、建てた時と好みが変わったところ等々、リフォームしたいところが出てくるそうです。
リフォーム業者に頼むより「自分の住む家は自分で手を入れていきたい」ということで、色々とお手伝いしてきました。
そんな中でも一番気になっていたのがトイレ。
ビフォー写真です↓
白い壁紙が劣化し所々剥がれたり傷がついていました。
プラスチックのトイレットペーパーホルダーや、壁面のニッチ収納も白いプリント板が味気なく、もっとおしゃれにしたいとのこと。
壁紙を貼り替えるとなると、劣化した壁紙の上から貼るのは凹凸が目立ちそうなので、元の壁紙を全て剥がしてからの作業になります。
窓や棚があったり、奥の方に手が届きにくい場所があったりと、壁紙を貼るのは難易度が高そうなので、今の壁紙を剥がさずに上から漆喰を塗ることをご提案。
DIY未経験のため、練習用に漆喰ラボにも行ってきましたよ。
【体験談】漆喰の特徴から塗り方まで習得!うま〜くヌレールラボのDIY教室に行ってきました!
漆喰は「呼吸する壁材」
吸湿と消臭機能もありトイレにピッタリですよね。
ラボで体験した時と比べ、実際に塗ってみるとコツや大変な部分も分かったので、作業工程をご紹介したいと思います。
材料
- 漆喰[うま〜くヌレール]黄土色(5kg) 2缶
- 漆喰[うま〜くヌレール]下塗り用チューブ(700g) 1本
- ダルトン トイレットペーパーホルダー
- アイアンウォールフック3連
必要な道具・工具
- うま〜くヌレールこて
- うま〜くヌレール角(かど)こて
- うま〜くヌレールこて板
- へら
- ゴム手袋
- マスキングテープ
- コロナマスカー
- おたまorしゃもじ(容器からすくう用)
- 電動ドリルドライバー
DIY工程
1.下準備と養生
トイレットペーパーホルダーやタオルハンガーなど取り外せるものは全て取り外しておきます。
漆喰が付着してほしくないところは全て覆うように養生していきます。
窓枠や巾木はマスキングテープでカバー。
漆喰の塗り厚み分1〜2mm余白を開けて貼ります。
コンセントや換気扇も外側のカバーを外してからマスキングテープで養生。
便器や床は新聞紙やビニール、マスキングテープ+ビニールのコロナマスカーで汚れを防ぎます。
2.下塗り剤を塗る
ニッチの棚も漆喰を塗って同じ質感にしてしまいたいので、下塗り剤を塗ります。
壁紙には下塗りは必要ありませんが、木製の棚部分は下塗りが必要です。
※ネットショップではチューブタイプが見つからなかったので5kgのリンクを貼っておきます。
不要な棚板は取り外し1段だけ残しました。
不要なダボ穴はパテで埋めておきます。
下塗り剤は少量だけ使うのでチューブタイプを使用しました。
絞り出すのがかなり固かったので、よく揉んでから直接板に出してコテで伸ばします。
滑りが悪くてざらっとしますが、全体的に塗り広げました。
3.仕上げ材の漆喰1回目を塗る
長かった下準備もここまで。いよいよ漆喰「うま〜くヌレール」を塗っていきますよ。
使用したのはこちら。
※リンクは白になっていますが、使用した色は「黄土色」です。
漆喰をしゃもじですくってコテ板に乗せ、コテで程よくこねます。
漆喰はこねればこねるほど柔らかくなるのでこの工程が大事です。
柔らかくなった漆喰を、端から伸ばしていきます。
思ったよりす〜っと伸びる感じではありません。コネが足りなかったでしょうか・・・
次の2度塗りで気づいたことですが、この1回目の塗りはあくまでも下地なので、薄ーく滑らかに、なるべく凹凸にならないように塗るのがポイントです。
(うま〜くヌレールの塗り方ガイドにも、壁紙の模様が透ける暗い薄く伸ばすということでした)
コテ板の上で何度も良くこねて柔らかくなった漆喰を伸ばして広げ塗るイメージです。
下地に凹凸がない方が2回目の漆喰が重ね塗りやすくなります。
天井境目の角・便器の裏側・窓枠の周りなど、漆喰を伸ばしながら塗るのが難しい箇所も多々あり、思ったよりも時間がかかってしまいました。
ここまでで半日位かかり、一旦作業終了。
4.漆喰を2度塗りする
日が空いてすっかり乾いた1度塗りの壁。壁紙の模様もまだまだ見えますね。
ここから2度塗りスタートです。
端の方になってくるとコテで伸ばしにくいので、ヘラを使いました。
100均のキッチン用品のヘラですが、柔らかさがちょうどよく塗りやすい!
漆喰塗り専用道具じゃなくても使える道具は色々ありそうです。
うま〜くヌレール角(かど)こても使ってみましたが、100均ヘラの方が出番が多かったです。笑
前回下塗りしたニッチ部分にも漆喰を塗っていきます。
角が多くコテも入りづらいので漆喰が伸びてくれず苦戦。
2回目の塗りの方が仕上げということで時間もかかり大変でしたが、もう完成間近です!
休憩で時間が空く時はコテ板に付着した漆喰が固まってしまわないように、濡らしたキッチンペーパーで覆っておきました。
角やニッチも全て塗り終えました!
すでに乾いてきている所は色がだいぶ薄くなっています。
5.養生を外す
2回目の漆喰を塗り終わったら、半乾きの状態で養生を外していきます。
このマステを剥がす瞬間が気持ちいいですね。
マステを剥がすと漆喰がボロボロとたくさん落ちてきます。
床や壁についてしまった漆喰も拭いたり掃除機で吸って綺麗にします。
6.トイレットペーパーホルダーを付ける
漆喰が乾いて色が変わったので、新しいトイレットペーパーホルダーを取り付けます。
ビスも付属されているので、取り付けたい位置に4箇所ビス止めするだけ。
あっという間に取り付け完了です。
漆喰壁に真鍮のホルダーが映えますね。
7.壁掛けフックを取り付ける
ニッチの横には掃除用品をかけるためのフックを取り付けました。
完成!
漆喰を塗り終わって半日ほどでほぼ乾き完成!
漆喰ならではの凹凸した壁が手仕事感もあり素敵です。
塗るのに苦労したニッチも、雑貨が映える飾り棚に。
窓から差し込む光が、壁の陰影を綺麗に映し出してくれます。
まとめ
経年劣化した壁紙は跡形もなくキレイさっぱり!素敵な漆喰壁のトイレに生まれ変わりました。
漆喰の良さを実感したら、他の場所にも塗りたくなりますね。
トイレの壁に塗って分かった漆喰塗りのポイント
今回のトイレの施工に必要な塗り面積から「うま〜くヌレール5kg」を購入しましたが、全然足りず5kgを買い足しました。
広い1面の壁に塗り広げるのと違い、狭いトイレの壁は角や塗り広げにくい箇所がたくさんあるため、必要量が増えるのだと思います。
1回目の塗りの時に漆喰を良くこねて緩め、もっと薄く塗っていたらもう少し節約できたかもしれません。
漆喰の必要量の出し方については下記公式サイトをご参考にどうぞ▼
うま〜くヌレールは後から塗り足しても仕上がりに問題ないので、まとまった時間が取れなくても塗ることができます。今回のように足りずに途中から買い足して作業しても大丈夫。
一度開けた容器も乾燥しないように蓋をしておけば長期保存も可能です。
余ったら他の場所用に保存して置けるのも良いですね。
初めてでも何とかなるのが漆喰!
塗るのは大変だけど楽しく達成感もあるので、気になっていた方はぜひチャレンジしてみてくださいね。