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アウトドアやアパレルショップで、什器や内装の壁に使われているのをよく見かける「OSB合板(オーエスビーゴウハン)」
小さな木片をギュッと圧着した個性的な木材です。
今回はそのOSB合板を使って夫の趣味であるレコードをたっぷり収納できる棚を作りました。
レコード×OSB合板のメンズライクな雰囲気がかっこいい棚が出来上がりましたよ。
Chocori
薄い板でもぐらつかない棚を作るポイントを解説します。
OSB合板とは
OSB合板(OSBボード)は、薄い木片を板状に重ねて高温圧縮した木質ボード。
強度があり、割れや反りがおきにくい。
木片がぎっしり詰まっているので重量感もあり、反りや歪みがないので棚を作るのに適した素材です。
品質表示のJASスタンプが印字されています。
このOSB合板はポーランド製のようです。
ホームセンターではサブロク板サイズ(1820×910mm)で千円前後とお得な価格で販売されていて、気軽にDIYできる木材です。
※私が購入した数年前までは安い木材という印象でしたが、最近は木材の値段が上がっているので千円前後とはいかないようです。。。
厚みは9mm、11mm(12mmの場合もあり)が一般的に売り場に並んでいるサイズです。
今回は棚を作るので11mmのOSB合板を使用します。
材料
- OSB合板 11mm厚
- ベニヤ板 4mm厚(背板用)
- 35mm角材(脚用)
- SELECTS 補助金具 二方面 S マットブラック
- SELECTS さら木ねじ
- スリムビス 長さ25mm
- つや消し 水性ウレタンニス
- ダイソー ナチュラルミルクペイント ブラック
- ターナー アイアンペイント アイアンブラック
使用した工具
- 電動ドリルドライバー
- 電動サンダーorハンドサンダー
DIY工程
1.木材を必要サイズにカット
必要サイズの板を準備します。
真ん中の棚板は端材をくっつけた&元々塗装してあったので違和感ありますが、端材を無駄にしたくないので活用してしまいます!
2.組み立てる
コーナークランプで直角に固定した天板と側面の板をビス止めします。
(この後、角に金具を取り付けるためだいぶ内側にビス止めしています。)
側面板の方から真っ直ぐにビスを打つのですが、なんといっても厚さが11mm。
少しでも斜めに打つとビスが出てきてしまいます。
そこで便利なのが木割れしにくいスリムビス。
薄い板なのでビスもできるだけ細いものを選びましょう。
ビスの長さは板厚の2倍以上のものを。
長いほど強度は上がりますが、長すぎても斜めに入ると先が出てしまう可能性が高くなるので25mmのビスを選びました。
天板を取り付けたら底板も取り付けます。ビスは3箇所ずつ打っています。
天板と底板のちょうど真ん中に来るように棚板を取り付けます。
ビスを打つ位置が木の端に近かったため、打った先の板が木割れしてしまいました。
あまり端に打ちすぎないほうが良いです。
反対に向けてもう1枚の側面板を取り付けます。
棚板は左右で高さがずれないように測って、墨付けしてから慎重に取り付けます。
側面板の方からビス打ちする際に棚板は見えないので、止める位置に墨付けしてから、棚板の真ん中に来るよう真っ直ぐに打ちます。
ビスを打った後は、小さな木片が割れたり周りがトゲトゲしくなっているので、サンダーをかけて整えます。
※最後にまとめてでOK!
棚本体の組み立てができました。
起こしてみます↓
この状態だとまだ横方向に少しグラグラするので、背板をつけて強度を上げていきます。
3.背板を付ける
厚さ4mmのベニヤ板(サイズ:500× 677mm)を背面に固定します。
画像の数字はビスを打った順番です。
対角線上に順に打つとズレが抑えられます。
※5以降は順番関係なし。
ビスを打つ位置はOSB合板の板厚半分(5〜6mm)の位置に来るように注意。
こちらの背板はグレーのペンキで塗装済みの端材を使いました。
もし、棚本体と違う色にしたい場合は先に塗装してから取り付けるのが良いですね。
ここでサンダーをかけて全体的に滑らかに整えます。特に板の切り口はトゲトゲしてるので念入りに。
私が使っているサンダーはこちら▼
サンダーは騒音が気になるので、ハンドサンダーと併用しています。
これで完成だとカラーボックスみたいな感じですね。ここまで来て下段が床にべたっとするのが気になり、脚を付けることにしました。
4.脚を作る
角材で脚部分を作っていきます。
35mmの角材を、310mm×2本・70mm×4本にカットし、コの字型にボンドで接着します。
上下を板で挟んでズレないように固定。
ボンドが乾いてからネジでも固定しました。
5.脚を塗装する
脚部分をアイアン風に塗装していきます。
まずはダイソーのミルクペイント(ブラック)で1度塗り。
乾かします。
次にアイアンペイントをスポンジでポンポンと塗っていきます。
ざらっとしたテクスチャーでアイアン風に仕上がりました。
6.脚を取り付ける
棚本体の底部分に脚取り付け位置を墨付け。
そのままビスで取り付けても良いのですが、ズレたり失敗したくないので慎重にいきます。
底板側からビスを打つ位置に穴を開けます。
空いた穴にビスを入れます。ビスの先端が2〜3mm出たところで止めて・・・
墨線に合わせて脚をググッと押し付け。
ビスの跡にドリルで穴を開けます。
棚の内側からビス止め。穴を開けておいたのでずれる心配はありません。
両側に取り付け完了です。
作業工程としては、棚を組み立てる前に底板に付けた方が楽ですが「後から脚を付けたい」と思ったので、順番が逆になってしまいました。
7.棚本体を塗装する
棚本体を水性ウレタンニスで塗装します。
ニスで膜を作ることでOSB合板表面のざらっとした感じが軽減され手触りが良くなります。
透明つや消しなので色合いは変わりませんが、木材を保護するために塗装した方が完成度も高まります。
棚部分の塗装が完了しました。脚を付けたことで立てたまま塗りやすかったです。
8.角に補助金具を付ける
アクセントにアイアンの補助金具を付けます。
使用したのは八幡ネジSELECTSシリーズのこちら。
同シリーズのネジも合わせて購入しました。
前面の四隅に、補助金具を下穴を開けてから木ねじで取り付けました。
完成
レコードを収納するのにぴったりな棚が完成しました。
高さをレコードに合わせましたが、もちろん本や雑貨を置いてもOK!
薄い板ですが、重いレコードを入れてもグラグラせずに頑丈な作りです。
まとめ
薄い板でも頑丈な棚を作る時のポイント▼
- 板厚2倍以上のスリムビスを使う
- 木割れ防止のためビスは端すぎない位置に打つ
- 背板を付けて補強する
板の厚みが少ない分、コンパクトで収納力がある棚が作れます。
収納したいもののサイズに合わせて、自分だけの収納棚を作ってみてください。